2014年1月18日土曜日

シルク・ドゥ・モンスター



プレイ人数:3~5
プレイ時間:40分
箱の大きさ:小さい(初回限定と普通版で大きさが異なります)
       カード236枚、冊子1枚(初回限定版にはモンスターコレクションのデッキが付属)
その他:ブシロード(http://www.fujimi-trpg.jp/cirque/)

<世界観>
デッキ構築+競りのゲームです。
あなたはサーカス団を経営します。
サーカスの団員を使って、演技を競います。そうやってスポンサーにアピールし、多くのスポンサーを獲得し、また団員をスカウトし、サーカス団を強化していきます。


<ルール>
ルール複雑ですので、全ては記しませんが世界観に書いたような内容です。
毎ターン4枚のスポンサーカードが出てくるので、それを団員カードで獲得していく(演技力を競い合っていく)。
それを何度も繰り返し(3~4人プレイでは6回、合計24枚のスポンサーカード。5人だと7回、28枚のスポンサーカード)ます。
最終的にスポンサーカードの人気点が高いプレイヤーが勝ちです。


<感想>
1月18日 9/10点

はっきり言って、面白いです。今まで、5人プレイを1回、4人プレイを2回、3人プレイを5回(くらい)しましたが、どの人数でも面白かったです。

このゲーム、おそらくかの有名なドミニオンに触発されて開発されたものとおもうのですが、デッキ構築ゲームとしては、その要素はあまり強く働かない部分があります。なぜかと言うと、終わるターン数が6(ないし7)と決まっているからです。
購入機会が6回しかない。無論終盤で購入したカードは、使えるかどうか分かりません。

このゲームのみそは、競りにあります。どのタイミングでどのスポンサーカードを手に入れるのか。

無論デッキ構築をしつつの競りなのですが、この競りのスポンサーカード自体に能力があり強力ですし、またゲーム目的の勝利点を獲得する唯一の手段となります。

どのスポンサーを獲得するか、というのがこのゲームの肝であり、非常に頭を働かさねばなりません。単にの思惑を読みつつ、手に入れるスポンサーに狙いを定めます。

オークションの形式は、団員カードの演技力によって競うのですが、
まあ普通にbitしていく形です。

ただ、団員カードを実際に出して、演技力を宣言していくわけです。このカードを出すことによって効果を発揮する団員もあります。
オークションは一般的に、落札しなかった人はお金を失いませんが、このオークションは落札に失敗しても、手札(団員カードを失う)場合があります。そのため、吊上げのために、カードを出すという行為もなかなか難しいところです。

スポンサーカードの効果と点数のバランスも秀逸です。
強力なスポンサーカードは、総じて点数が低めです。

例えば、毎ターン手札調節でカードを4枚引くのですが、その4枚を1枚増やせるカードなどがあります。効果は強力ですが、点数は0です。
だいたいそんな感じで、強力なカードばかりとっていくと点数が増えません。

逆に点数が高いカードは、さして効果がなかったり、デメリットが大きかったりします。なので本当にスポンサー選択が悩ましいです。
また5人プレイなんかですると、必ず毎ターン一人、スポンサーカードを手に入れられないプレイヤーがいるので、し烈な争いとなります。

■欠点
欠点としては、ドミニオンのように拡張が出ていないので、何度もやると飽きそう、というのがあります。スポンサーカードも39枚24種類の中から毎回24枚(28枚)を選択しますので、2,3回プレイすればだいたいのスポンサーカードを把握できます。

あとルールが分かりにくい、カードの処理が分かりにくい部分があります。公式HPのQandAを見ましょう。

私も<コカトリスのレーサー>の処理が分かっていません。。。カードの効果やスポンサーの効果は使えないとあるのですが、例えばゴーレムピラミッドなどはどうなるのでしょうか。。。


■総合的に
以上のような欠点はありますがかなり面白いです。デッキ構築型ではありますが、ドミニオンと全く違った面白さがあります。

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